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灼熱の奥武蔵、豪雨で起きた現象

おととい、奥武蔵ウルトラの応援にいってまいりました。

スタートは午前7時。
スタート地点に集結した1600人ほどの  世捨て人  ランナー達はすでに顔や肩に玉の汗というすごーく暑い中のレースとなりました。
ココでも書いた通り、暑さ&距離&アップダウンのこのレース、ホントーにエグいです。
今日はそこで見た、非常に興味深い現象、というか人体の生理そのものを目撃しました。
というお話です。
まず、コースはこんな感じ。
この↑STARTからいきなり上りが始まります。
1度下り、また上り。
そして【20】とある20km地点の(図では)小さな上りの頂上わかりますか?
僕とメンバー数人はスタートを見送った後、その頂上で走ってくるランナーを待ちました。
Badwater帰りで言うのもナンなのですが、立っているだけで汗だくです。
300人くらいが通過したあたりから、この上りをチラホラ歩く人が出始め、1000人を過ぎるとほぼ全員が歩いています(もちろんツワモノたちですから、下りになればまた走り出します)。
過去、このレースは6度走り、7回応援に来ていますが、間違いなくこの地点の最高気温のはずです。
それだけ暑かったのですね。
ほとんどのランナーを見送った後、↑ の【35】と書かれた35km地点にクルマで向かいました。
途中、ランナーをどんどん抜いてそこまで行ったのですが、上りは険しくなるばかり。
もちろんたくさんのランナーが歩いていました。
35km地点での応援中も、そこまでの上りによる疲労で歩きのランナーが多いこと多いこと。
そして時間は午後3時くらい。
急に空が暗くなり、遠くで雷鳴・・・、すぐに大粒の雨がザバザバと降ってきました。
コースはあっという間に川と化し、痛いほどの豪雨。
と・・・、あれだけヘロヘロに上ってきてうなだれて僕たちの前を通過して行ったランナーたちがスキップでもするような軽い足取りで走り始めました。
もう別人?と思うくらい。
このコース、単純な往復コースなので、現実には1度通過した選手が何度も通ることはないのでその軽快なランナーがそれまで本当にヘロヘロだったのかは誰にもわかりません。
が、、、トップから500位、1000位と通過を見送る中で、下位に行くほど足取りは重くなり、全歩き状態のランナーは増える一方です。
雨直前の通過者と来たら、身内のお通夜に参列するような悲壮感を引きづりながら歩いていましたので、彼らより遅くそこに到達した、今目の前を通る豪雨直後に軽やかに走ってきたランナーたちは間違いなくピーカンのときにはほぼ(特に上りは)全歩きだったはずです。
つまり・・・・・・・、
彼らは体力が枯渇した訳でも、脚が終わった訳でもなく、ただ『暑い』というだけで走れなかったのです。
22日に発売されたランナーズ最新号にも暑さ対策を書きました。
先月のこのBlogにも 柴又100km暑さ対策 という記事で書きました。
脳は「暑い」と感じた段階で「走ること」をやめさせようとするのです。
ツラさもだるさも上りへの憤りも、その原因は体力でも脚でもなく「暑さ」。
だって、豪雨になった瞬間に走れているんですから。
少し後、その35km地点の豪雨は危険さえ感じる状態になり、クルマでゴールに向かいました。
その車内、乗っていた5人が見たのは、やはりこれから進んでも制限時間に間に合わない、苦戦中のはずのランナーが喜々として上りを軽快に走っている姿。
「やっぱり疲労や上りではなく暑さが彼らを歩かせていたんだね」
というみんなの声。
富士五湖112kmの部で9連覇の神宮選手の参戦記がFacebookにありました。
あの豪雨で生き返ったという内容を細かく描写されています。
つまりこれは鍛え抜かれたトップ選手であっても同じ現象が身体で起きているということです。
ということで、50℃を超えるBadwaterでの写真を。。。
ご存知、あのスコット・ジュレックです。
Badwater優勝、ウェスタンステイツ7連覇、スパルタスロン3連覇の彼が、彼でさえレースにバスタブを持ち込み、氷水を張ったその中に1マイル毎に入ってクーリングしたというじゃないですか。
次。。。
バルミール・ヌネス
100km世界戦覇者、24時間走世界戦覇者、スパルタスロンとBadwaterのチャンプです。
Badwaterの22h43というコースレコードも彼のもの。
その彼もまた、このようなクーリングを受けながらのレースでした。
ズバリ、言います。
Badwaterの暑さと日本の暑さ、気温こそ20℃近く差がありますが湿度との絡みで、体感的には10℃も差はない感じです。
その過酷な日本の夏を走るのですから、ぜひクーリング!です。
↑の柴又の記事でも書きましたが、スポンジと首のバンダナでクーリングをしているランナーはけっこういました。
中には「スポンジ、ちゃんと持ってきました〜」と走りながら報告までされる方も(笑)。
でも、全体から見たらほんの一部。
ホントに驚くくらいクーリングに対して無策なランナーが多いのも現実です。
MY☆STARのメンバーでさえスポンジ持って走った人、どれだけいたかなぁ。。。
(俺、信用されてないなぁw)
で、長くなりましたが結論いきます。
わざわざしなくていい苦しみを敢えてしたいならクーリングなしでがんばりな!
あばよっ!
皆さんよい一日を♪