MY STAR 仮店舗はこちら
<< 今月の通販開始しました(終了しました) | main | 「岩本さんの追悼特集が出てますよ」 >>

On Cloudboomを履いてみた

 

7月16日、Onから満を持してリリースされたハイスピード・カーボンフレームモデル。

On Cloudboomを履いてみました。

 

見た感じ、触った感じ、履いた感じ、歩いた感じ、走った感じ、ちょいペースアップしてみた感じを軽く報告しましょ。

主観入りまくりなので、岩本のクチグルマにまんまと乗せられて買うのではなく、ちゃんとショップで足入れしてみてね。

 

公式ページはこちら

 

現物は↓これ。

 

今、意外と地味、と思ったあなた、正解。

(ここから先は完全な岩本感なので、ご利用は計画的に♪)

各社、厚底&カーボンプレート&ハイスピードモデルをどーんと出してますが、OnのCloudboomはありがちな、

 

「秘密兵器感」も「見た目で圧倒感」も「何かやらかしそう感」も「かかって来やがれ感」もなし。

どちらかというと「お先にどうぞ感」というか「シューズではなく脚が主役でしょ感」な風情。

あえて奇をてらわない的戦略であることがよくわかります。

デザイン的には超洗練されてて、この1足見てるだけで ご飯 ハイボール10杯イケちゃう系(←うそ。言い過ぎたごめん)。

 

持ってみると225gの割に軽く感じる。

個人的には足首より下が10g軽かろうが、30g重かろうが無頓着・・・、というより感知できないタイプ。

実際の重量なんてフィットさせるか否かで感覚的にも脚にかかる負担的にも平気で100g程度の違いはあるので。

ほら、同じ3kgのリュックでも、やる気のない下校途中のJCみたいなルーズフィットな背負い方より、ピタッと背中に吸い付いていた方が全然軽く感じるでしょ?

感じるだけでなく、身体にかかる負担も全く変わるし。

これは帽子でも腕時計でもフィットさせた方が重さを感じないのは同じこと。

だからシューズは「いかに軽いか」ではなく「いかにフィットさせるか」が重要(だと思っているし、多分正解)。

 

アッパーは薄いし、ほぼメッシュ。

(暑い時期は涼しく感じるかもよ)

真っピンクな靴下を履いたら、きっと淡いピンク色のシューズに見えちゃうかも、な透け感。

好みは分かれるところだけど、縦方向には伸びるけど横方向への伸び率は抑え気味。

きっと横伸びによる地面への押す力の伝達ロスを考えているからだと思う。

 

ソールだけど、厚底感は見た目ではそれほど感じない。

ただ、白とグリーンの素材に挟まれたカーボンファイバープレートは外からも見えるし、カッチリ固定されててブレや力のロスもないように見えます↓。

で、この白とグリーンの部分、普通なら気泡満載のEVAだけど違う素材が使われています。

なのでこのミッドソール部分においてはOnの他のモデル同様、耐久性はそこそこあるはず。

(気泡満載じゃないから変形しにくいしね)

 

で、肝心のプレート、曲げてみた。

Onのスピード系モデルに搭載されているスピードボードと比べて・・・、

意外と大差ない感じ。

Cloud Xよりはかなり反発が得られそう。

でもCloud Flashとは手で曲げた感じはそれほど違いはないかも。

もっとガチガチでビッッヨ〜ン!と跳ね返るかと思ったのだけど、それはなかった。

ただ、屈曲部位によって硬度は調整されてるのがニクいところね。

 

履いてみると、フィット感はすごい。

これまでのカカトのカップがカッチリ!という感じはないので、その感覚が好きな人は若干不安に感じるかもしれないのでぜひ足入れして確かめてみて。

 

どんなシューズでも走るにはフィットさせることは大切だけど、このシューズでは特にしっかりフィットさせないとプレート負けしちゃうから要注意。

ルーズに履いてもプレートの反発は得にくいし、股関節周りの筋肉が苦労するかも、です。

だから、

ヒモ通し用の穴は絶対に全部使うこと。

そうしないとプレートが曲がっている時(蹴り出しの直前)にシューズ内でシューズの底とカカトが離れてプレートが曲がりきらずに地面を押す力をロスしちゃうからね。

 

もう一度繰り返すけど、このモデルはフィットさせた方がいいです。

なので、

厚手の靴下で大きめサイズのCloudboomを履くのではなく、

薄手の靴下で比較的ピッタリに近い Cloudboomを履いた方がいいと思う。

 

で、歩いたらおもしろいのよ、これが。

↑見て気づきます?

 

↑この赤い矢印けっこう湾曲してるでしょ?

だから、歩いたらコロン!と前に出る感じがおもしろい。

その前に足が出ちゃうコロン!感をエスカレートさせているのが、この↓先端のソール部分。

指の腹で地面を直接触っているといったら絶対大袈裟なのだけど、ダイレクトに足指が地面を押してる感を感じられる。

個人的な歴史になるけれど過去、レースで好んで履いたシューズを順に並べてみると、

アシックス ターサー系

ニューバランス 1224

アディダス adizero japan

On Cloud Flash

 

という流れ。

ちょっと詳しい人ならピンとくると思うのだけど、

ソール後部24mm

ソール前部12mm

というレース系シューズの黄金比率を見事に踏襲したモデル。

だからこそ、このコロン!シュッとなった履き心地、というか歩き心地はおもしろいです。

 

というワケで道路を走ってみました。

やはり、コロン!感は特徴的。

前に進む感じは顕著。

けど、じゃあこれがタイムに反映されているか、エネルギーのロスを防いでいるかは判らない。

まずはキロ6分から入ったしね。

ただ、おもしろいというか楽しいのは確実。

このコロン!感は数百メートル走ると慣れちゃうけど、指の腹が地面に繋がってる感は慣れるまでは違和感かもだけど、これも進んでる感が楽しい。

あと、厚底感は全くといっていいほどないかな。

厚底のイメージとして、ジョグ程度のスピードだとカカトからザザっと着地しちゃう、的な予断が付き纏うけどそれはまったくナシ。

なぜなのかは不明。謎。

 

キロ5分半くらいになると、横ぶれ感というか力が逃げちゃってる感を感じないことが判るけど、そりゃしっかりフィットさせていればそうだよね、と納得。

ほんとフィット感楽しい。

 

カカトのソールはフワフワを期待していた人にはごめん、という感じ。

ここはOnの真骨頂が発揮されるのだけど、脚に優しいけどフニャフニャではなく、過度な沈み込みもなく、頼りなさもなし。

そんな意味では「何これ!?」的な異次元の不思議体験とかは期待しちゃダメかも。

エイドで麦茶だと思ってあおったらキンキンのコーラだった!的な衝撃はナシ。

カールのチーズ味の中にサッポロポテトバーベキュー味が3個混入してる程度。

 

あと、道路が所どころ濡れてたのだけど、Onの課題でもあったグリップ力は異次元かも。

これ↓、国産スピード系モデルの素材とソックリでしょ。

 

キロ5分ちょっとまでしか上げなかったから分からないけど、普通の路面を普通のスピードで走るなら路面ペイントの上でも問題ないはず。

 

それにしても新進メーカーなのに進化の速度と完成度は只者ではないな、OnとCloudboom。

 

最後に・・・、

皆さんきっと楽しめるかもだけど、特に足首硬い人はぜひぜひ試してみて。

何かが変わる、はず!