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今さらながら暑さに強くなれるのか、と盲点

 

以下、主観と私見です。

 

(暑さに慣れるために、ってのを読みたい人は【岩本能史 暑さ】とかで検索すればいくらでも出ると思うので暇なら読んでみて)

 

さて、暑さに強くなることはできるのか。。。

その差って結局のところせいぜい「走力」の差の範囲だと思います。

250kmクラスの優勝者も完走者も、100kmランナーも、フルのサブ3、サブ4も、ホノルルマラソン完走者も、

走力を上げようと練習している人は「その人レベルで」暑さに強くはなれるのかな。

年間通して走力アップ(または維持)のために走っていれば暑さにも寒さにも自然と慣れます。

 

たまに沖縄、南米、東南アジアのランナーで驚くほど暑さを苦にしない人がいたりします。

(沖縄の前田春城とかね)

けど、同じ環境で育った人でもそうではない人もいます。

また、北海道や北欧などの寒い地域で生まれ育った人でも灼熱のレースで上位に入る人もいます。

 

だから環境よりも個人差の方が大きいのかと思います。

 

さて、暑さに強いって・・・、

・体内の水分貯蔵量が多い

・毛細血管が発達している

・水分吸収が高速(胃、小腸)

・汗腺(汗の穴)の数が多い

に身体をアレンジできたことを言います。

 

これら↑、すべて週に数回、外を走っていれば自然とそうなります。

(が、到達点は個人差大)

これら↑、を強化するために真夏の炎天下をサウナスーツ着て走っても意味はほとんどありません。

てゆーか、27℃くらいに落ちた日没あたりに走っても十分「暑い!」でしょ?

その暑さがもたらす「慣れ」と灼熱40℃で得られる「慣れ」に差はないから。

(ただ、適切な補給が出来てる中では「より長い時間」走り続けることでより強くはなれるはず)

 

で、もうひとつ

・暑さを「ヤバい!」と脳みそが恐れない

という点も重要です。

 

血液温度が43度に達すると凝固します。

だから脳みそは43度に近くなると「暑い!」「疲れた!」「走るな!」「やめろ!」という信号をあの手この手で出します。

それがあなたが感じる「あつい〜!!」であり、

「やだよ〜!」であり「やめちゃおっかな〜?」であり「やってらんねぇ!今日は終了!」ってやつです。

その辺のメカニズムや対策は過去の記事や著書にいっぱい書いたので省きます。

 

で、

・体内の水分貯蔵量が多い

・毛細血管が発達している

・水分吸収が高速(胃、小腸)

・汗腺の数が多い

は↑で書いたように普通に走っていれば身につくし、過剰に頑張っても同じです。

 

そして

・暑さを「ヤバい!」と脳みそが恐れない

もまた、何度か暑さを経験したら脳みそが怖がらなくなり簡単にストップをかけなくなります。

これらが暑さ慣れ、です。

(慣れレベルの到達点は個人差大きいです。そしてその差は埋まらない)

 

だから、灼熱地獄を選んで走ることないと思うよ。

(4月の突然暑くなるレース→長野、かすみがうら、日本が冬の夏マラソン→ホノルルなんかはまた別)

 

 

さて、盲点について。

世ではあまり言われていませんが、実は↑には書かなかった暑さに対する順応がまだあるんです。

それは暑さに慣れると

・血液量が増える

ということ。

体表に張り巡らされた毛細血管の中にガンガン血液をフル回転で流すことで体表を冷却するんですね。

そのために血液量が増えます。

(もちろんRUN中は発汗による脱水で逆に濃度が上がり、血液ドロドロという怖い状況になるのだけど、今回の論点から少しズレるのでここでは詳しく触れません)

 

はい、ここから↓盲点。

血液量は増えるけど、それは水分。

血液を構成する重要なアレやコレやソレは増えない。

つまり血液が薄まる。

ほら貧血。

昭和時代に運動系部活をやっていた人、こんなこと↓言われませんでした?

「暑い中の練習で水を飲むと血が薄まるぞ!」って。

それは練習中に水を飲んだからではなく、血液量が増えたのに血液の材料を増量して摂取しなかったがゆえにもたらされた貧血。

 

血液をたくさん作るために食事、気をつけてね、というお話でした。