まことしやかに語られ、信じられている、(多分)真っ赤なウソ。
『 どこそこのコースは路面が硬い 』
『 〇〇マラソンの路面は硬くて・・・ 』
という国や地域やコースなどによる、路面のアスファルトの硬さの違い。
カーレーサーや土木関係者は 『 あるワケない 』 と一笑に付しますが、
『 あるワケない 』 ではなく、 『 人間レベルに感知できない 』 というのが正解のようで。
僕は貧乏学生時代、どーろを作ってました。
アルバイトでね。
最高速度が高い道路ほど、アスファルト舗装の厚みは大きく、アスファルトに使われる粒(アスファルト合材の粒子)の大きさが大きくなります。
などの特徴はあります。
ゆえに、たしかに硬度の差は出ます。
ただ、これは人間には知覚出来ません。
2010年の東京マラソンEXPOに出展していた某アスファルト関係会社のブースの方に尋ねました。
「走っていて路面の硬さを知覚出来ますか」と。
「10円玉と100円玉をかじって、その硬さの違いを判別できる人なら可能でしょうけどねぇ・・・」
やっぱりそうか。
「では知覚できなくても、知らず知らずのうちにランナーの脚に影響を及ぼすことは?」
「うーん、時速100kmを超えるスピードで走れば、あるかもしれないですね」
「つまり、ない、ということですか?」
「はい」
では、例えばコンクリートを走ったときや、走っていて「硬い」と感じてしまうのはなぜか。。。
路面の老朽化、表層材の粒子の小ささ、仕上げの滑らかさ等によって表面の小さな凹凸や溝が極端に無くなった場合に起こる感覚。
↑ のような状態の路面ではない場合、路面に細かな凹凸があります。
その凹みにシューズのソールが沈み込むためにクッションとなり、
着地に優しい ⇒ イコール ⇒ 柔らかい と感じるようです。
そのシューズのソールが逃げ込む凹みがないがために 『 硬い 』 と感じるようです。
ここ、スミからスミまで読んでみると解るかも、です。