On クラウドレーサー の定点観測リポートです。
(※個人の感想です。特長や走りに関しては過去記事にあります)
今回はテッテーテキにやりました。
2013年モデルでテストをし、各所改良してもらった2014年モデルを本格的に使い始めたのが今年の2月。
サイズ27.0とサイズ26.5を同時に並行して使い始め、サイズ27.0は200kmほどで引退。
その後、サイズ26.5の1足使いが続き、5月アタマに第2号サイズ26.5を下ろすまで徹底的に履き続け、その後は街履きとして現在も履き続けています。
ちょっと距離を整理してみましょう。
◆ 2月 約220km
サイズ27.0との併用
ロードのみ
ほぼスロージョグのみ
歩行なし
◆ 3月 412km
サイズ26.5の1足使い
ロードのみ
キロ4半〜6
歩行なし
◆ 4月 445km
サイズ26.5の1足使い
Zion100レースでダート走行172km
ロード走行273km
歩行はレース中14kmほど
◆ 5月
走行 ロードのみ 約120km
歩行 う〜ん。。。判らない(ほぼ毎日路上使い)
◆ 合計 約1207km + 1ヶ月街履き使用
ロード走行 約935km
ダート走行 172km
というコトで画像で見てみましょう。
Zion後と5月最後のタイミングで計2回洗いました。
各部、走行距離なりのヘタリが見られます。
例えばココ
あとココなど
ただ、2013年モデルでは250kmを走った頃からこんな所が。。。
そこは補強課題部位として強度が大幅アップし、4倍の距離を踏んでもまったく問題なし。
2013年モデルのココを2014年のココと比べると履き潰しっぷりがよく判ると思います。
さて、次はインソールです。
ここは 走り方 と フィットのさせ方 でヘタリ具合は大きく変わります。
が、うまくフィットさせればこのくらい無傷でいけるかもしれません。
最後にアウトソール
カカト部分のトレッドがなくなっているのは街履きで歩行使いしてから。
(RUNと歩行では着地位置が変わるため)
着目すべきはフロント部分の摩耗の少なさ。
これは特殊なソールパターンの微妙な動きのお陰で、路面を 蹴る のではなく 押す ことができるからかもしれません。
同じゴムでも例えば 消しゴム と ゴム印 ではその摩耗に大きく差が出るのは、使用時の摩擦の大小の違いです。
摩擦が小さい(摩耗が少ない)ということは、リリース時だけでなく着地時に ブレーキがかかっていない という省エネを実現させている可能性大とも言えます。
見た目の奇抜さばかりが話題になりますが、耐久性は相当のモノです。
ここでいう 耐久性 とはアウトソールの摩耗 や アッパーに穴があかない ということではありません。
どんなシューズであれ、あるモデルを履き潰し、同じモデルの新品に履き替えたときにまず感じるのが 新品の剛性とカッチリしたフィット感 ですよね。
Onのクラウドレーサー2014年に関してはこれはあまり当てはまらなかったです。
アッパーの補強材
ヒールカウンター(カカトのカップ)
ミッドソール(底のスポンジのような白い部分)
この3ヶ所の材質が、多分ですが従来のシューズとまったく別の素材を使っているから極端なヘタリがないためかもしれません。
10年ほど前まではRUNシューズのヒールカウンターは強化された紙製のモノが使われていたことを考えると、今は色々な素材にチャレンジすることが出来るようになったのでしょう。
とは言え、ランナーにとってのシューズは命の次に大切なもの?でしょうから万人に合うとは思えませんし、好みや走りでフィットするシューズは変わって来ますしね。
なので ご利用は計画的に です。
あと・・・幅が4E以上ある場合はかなり窮屈で文字通り窮靴だと思います。
(今回はテストとして1200kmも使いましたがせいぜい500km程度で履き替えることをオススメします)