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Badwater135 いよいよスタート!


レース当日となりました。
西村選手、スタートまであと2時間程です。

この写真↓

西村選手と、文字通り、足を引っ張る ニューハレ芥田ジェネラルヘッドトレーナー。
どこから見ても足を引っ張っているようですがレース仕様のスペシャルテーピングを施しています。


こちらは↓補給食の数々。。。30時間前後かかるレースですからコレくらいはね。

これ、サポートカーに積んでランナーを先回りしながらサポートします。
「途中で買えないの?」
ですよね。
買えません。
スタートから200km先のゴールの町までお店は2ヶ所だけ。
そのうち1ヶ所は営業時間外の通過の予定だから。
ちなみにスタートからそのゴールの町まで信号の数はゼロ。
右折左折なしの道なりコース。
ゴールの町(ローンパイン)まで行けば、町なので信号もお店も右折左折もありますが、その区間は3km程度で、そこから最後の山に突入。
なのでレースルート217kmのうち、人間の営みっぽさが皆無な区間が214km。
見るものがなくてヒマです。

そして↓クルーが用意しているのは・・・・きゅ、きゅ・・・きゅうり。。。

なぜ西くんにきゅうりなのかというと・・・、
後ほど判明します。

あ、この記事、すごく無益なのでお時間をムダにしたくない人は読み進めないことをおススメします。


ここ↓スタート地点のBadwaterという地点です。干上がった塩湖。
左から順にクルーA、芥田ジェネラルヘッドトレーナー、西くん、クルーB、クルーC、クルーD
この足元は塩です。
ちなみにここ、海抜マイナス86メートル。

さて、どんどんどーでもよくなっていきますよ。

これ↓芥田インチキトレーナー
高温地区ゆえ、飛べるんです。
高く飛べるから、という理由で全世界から観光客が絶えません。

このBadwater、飛んだ時に出来る影はその人の前世を表しているそうです(ウソ)。
全世界から観光客が絶えないのはそのあたりが要因でしょうか。
では芥田なんちゃらトレーナーの影に↓ズームインしてみましょう。

、、、、ミジンコ。


では西村選手↓(左です。右は芥田お調子者トレーナー)の前世を見てみましょう。

さて西村選手の影。。。

先ほどのきゅうりの答がコレ。前世はキリギリス。

そろそろ皆さん仕事に戻ってください。
どんどんくだらなくなってきますから。

この人、Onジャパン社ナンバー3のY女史。

影・・・、
絶望的。。。
渋谷で踊り狂うガングロヤマンバ。
さりげなくOnを露出しているあたり末期。


クルーA〜C

(ごめんなさい、書いていて飽きてきた)


ふぅ。。。。。。。前世いきましょうか。。。

× × ×



ということでこの人達↓がレーサーたち。

出走するのは97人。
現地時間の20時からウェーブスタートが始まり、24時までには全員がスタートするということです。

日本人選手も3人います。

祈☆快走♪



Badwater135 現地からの画像


Badwater135は日本時間の明日13:30にスタートだそうです。
今年は留守番。

でもチームからは西くんが参戦。
クルー5人と217kmのレースに挑むのであります。


この左の、黒くてちっちゃくて三角 なのが西くん。

クルーも現地で合流した模様。


Badwaterのあるデスバレーは高温ゆえ、誰でも飛べます。

これはクルーのひとり、ニューハレテーピングの芥田トレーナー。


調子に乗って他のクルーも飛ぶ。
右から順に クルーA、クルーB、クルーC
(名称および敬称略)


選手村にある温度計

つまり摂氏60℃を越えていますが、例によって故障中。
現地は今のところまだまだ気温が上がってきていないようです。


とはいえ、夜間でもプールはお風呂並みの水温。
ゆえ・・・、テープ屋が飛びます。

そして翌日。。。

クルーは朝RUN。
夜間と午前7時くらいまではフツーの人でも比較的走りやすいようです。
(が、もはや判別不能な灼けっぷり)

そして恒例、ハンドリング&クーリング練習。
走る西くんにクルーがボトル手渡し。

クーリングは2方向から・・・、ん? 水鉄砲(笑)?

そして砂漠。
また飛んでますな。


来年は飛びます・・・・
じゃなくて、走ります。

現地のみんな頑張れ!




本日の露出


本日(7月22日)発売の月刊ランナーズ9月号。。。
お邪魔致しております。


13の魔法の第7回です。

筋トレって普通・・・、
・使ってる筋肉を意識して〜
・ゆっくり吸って〜、そして吐いて〜
・ゆっっっっっくりと〜
って言われてますよね。

でもRUN用の筋トレはちょっと違うぞ〜!
っていうオハナシです。
アレとコレとソレをこんな感じでやってみたら?
という例など。。。

興味ある方はぜひ!


あ・・・・・・・、9月号と言えば。
12年ひと昔といいますが(言わねーよw)、
12年前、2003年9月号に初めて載せていただいておりました。

これ。



若い(笑)。



実は雑誌デビュー、さかのぼること◯○年前。
中学3年のとき、今はなき伝説の女性誌 mc Sister でした。。。
って、この雑誌を知ってるヒト、同世代(笑)。

皆さんよい1日を♪










初海外レース 1992年


タンスをゴソゴソしていたら1992年モノを発掘。

1992年。
何があった年なのかを調べてみると・・・、
チェッカーズが解散して
「茶髪」という言葉が生まれて
カシオのGショックが流行り
新幹線「のぞみ」が走り出し
日清ラ王がデビューし
だそうです。。。

この年岩本は初めて海外レースを走りました。
第20回ホノルルマラソン。

レースの2ヶ月前、新聞で
「ハワイで行なわれているホノルルマラソンというマラソンが20回目を迎えます。制限時間ナシ。誰でも参加可能」
と報道されていました。

体重70kg。マイルドセブン1日40本。週5焼き肉。。。

「コレを機に『健康』になってみるかな」
というコトで無謀にも参戦を決め、ダイエットと禁煙とRUNを開始。
26歳のことです。

でもひとりで行くの?海外レースに?
当時は国内レースさえ走っていなくて、、、
というよりそもそもRUNシューズさえ持ってなくて。。。

が、ちょうどいいことにその数日前、職場にイキのいい後輩が入ってきていました。
西くん。

往復72000円だったかな?のチケットを西くんに手配してもらって一緒に出発。

空港からどーやってワイキキに行ったのかな?
市バスだったかな?
取りあえずワイキキの街でホテル探し。
あるワケないよね、レース前日だもの。
たしか30ドルだったかな?「窓には鉄格子」なホステルに宿泊。
エントリーフィーも30か35ドルだったと思います。


これ↓先ほど発掘した1992年モノのフィニッシャーズTシャツ。

ヨレヨレなのは(なんとっ!!)「綿」だから。
NIKEでもadidasでもなく(なんとっ!!)Hanes製(ちゃんと made in america の文字)。

なかなか作り込まれています。


この黄色い部分(文字とか線など)は刺繍という、よくいうと手の込んだ(悪くいうと面倒くさい)ツクリになってます。

というコトでおしまい。

え?オチ?
そんなモノないです。。。(笑)。





ついでにロキソニン


ロキソニンの前に・・・、

おとといの芍薬甘草湯の記事はユニークアクセスで5000を越えました。
皆さん関心があるんだなぁ、と思いました。

記事の意図は「クスリはよくない」とか「クスリは危険」とか「効かないよ」と言いたかったワケではなく、クスリには
「服用目的である正作用」(この場合、攣り防止)
「マイナスになりうる副作用」(この場合、筋肉が緩慢になる)
があるよってコトと、マラソンでの芍薬甘草湯は正作用の恩恵以上に副作用のマイナスが顕著だと言いたかったワケです。
(色々ご意見をいただいたので一応。。。)


さて、何かと話題のロキソニンについてです。
ロキソニンて何?マラソンと関係ある?というヒトにはあまり関係ない記事かもしれません。


岩本が初めてロキソニンをRUNで使ったのは2002年頃。
効きましたね。ラクになりますから。
当時は今とは違い、まだネット上でRUN関連のノウハウやアイテム情報を得ることは難しく、多くは口コミでした。

岩本の場合、情報のほとんどはスパルタスロンの選手村や、帰国後そこで知り合った選手達との交流の中で得てきました。
もちろん、ロキソニン(やその他のお薬)についてもそうです。
(RUNアイテム情報、補給方法、練習方法の情報も)
これはもちろん岩本に限ったことではなく、多くのウルトラランナーにとっても同じだったと思います。
超ウルトラの大御所さんや強豪ランナーたちとレース前〜帰国までの数日間、同じ宿舎で寝食を共にするのですから情報収集の場としてはこれ以上ない環境でした。
また、多くの参加者はレース中も場合によっては10時間以上もベテランランナーと並走する機会があり、目の前でレース攻略を学ぶ場でもありました。
もちろん現在のネット上の方がはるかに情報が多彩であることは言うまでもないのですが。。。

そこで得た情報をランナーそれぞれが地元に持ち帰り、仲間のウルトラランナーと共有し、それが口コミでジワジワと一般ランナーへと広がっていきました。

そして急激に進んだネット社会化で爆発的に様々なランナーに広がっていった、というのが現在です。


さて、長くなりました。本題に入ります。

今、ロキソニンについて言われていることとして目につくのは、
「クスリのチカラを借りてフェアじゃない」
という道徳面について。
この部分は後回しとします。

ロキソニンのメリットとデメリットについて。。。
メリットとしては「効く」こと。
元々痛みを持ってスタートラインに立った場合、その痛みを和らげてくれます。
また、レースのキツい局面ではそのキツさもある程度和らげられます。
100kmや100kmを超えるウルトラでは多くのランナーがお世話になっています。

ではデメリットについて。。。
先に申し上げておくと、岩本の場合は一昨年からロキソニン、やめました。
それまでは鍛錬期でカラダがキツいときのロング(小田原〜東京夜間走87kmなど)や、レース中に服用していました。

なぜ使っていたのか・・・、効くからです。
デメリット(副作用)を考えてもそれを上回る効きがあったので。
ではなぜやめたのか・・・、単純に同等の効きを得られる代用品があったから、です。
どちらが効くか、よりも代用品にデメリットがなかったから。


さて、ロキソニンのデメリット(副作用)を挙げてみましょう。
時間のあるヒトはこれ→【ロキソニンによる副作用】(副作用ハンドブックより)←を読んでください。
岩本がずっと気にしていて、内心問題視していたのは↑の中でも主に以下の2点
胃出血
むくみ
です。

まず、胃出血から。
↑のページを読んでもわかる通り、胃に大きなダメージを与えます(メカニズムは知りません)。
ちょっと美しくないお話ですが、RUN中にロキソニンを服用したあとのトイレ(大)は鉄剤を飲んだ後と同じ色(シンプルに言えば「黒」)をしています。
これは胃出血によって流れ出た血液中の鉄分が体温によって酸化した色です。
(一般的には胃粘膜保護のクスリを一緒に処方されますが、一緒に飲んだところで焼け石に水。岩本の場合効果は確認出来ません)

ロキソニンを服用しなくなるまではロキソニンなしでもウルトラには胃出血は必発するものだと思っていました。
だからロキソニンありでもなしでも胃出血するなら、
というのと、岩本の場合、消化器系が著しく強く、RUNでの胃腸トラブルはほぼないことから、胃出血する程にダメージを受けても、胃自体が痛かったり苦しんだりなく乗り切れる、ということからマイナスを案ずるよりもプラスが勝っていたから当然飲んでいたわけです。
ま、背に腹はかえられず、というほどではないにしても「必要なムダ」的な考えですね。

次にむくみについてです。
むくみは単に現象であって、実際どこにダメージを受けているわけで、それがどこかというと腎臓です。
腎臓にダメージを受けた結果、むくむわけです。
【 肝臓、腎臓 】と疲労の関係については少し前の記事で書きましたので省きますが、【 肝臓、腎臓 】がダメージを受ければそれだけウルトラでのパフォーマンスは低下するわけです。
ただ、胃出血同様、むくみ自体はいたみも感じないし、不具合を体感しにくいことからやっぱり、背に腹はかえられず、というほどではないにしても「必要なムダ」的な捉え方でした。
※このあたり、詳しくお知りになりたいヒトは【ロキソニン むくみ 腎臓】で検索してみてください。

とは言っても勝負レースでは長時間の胃出血と、手と顔がむくんででもレースをしていました。。。


ここで私見いきます。
レース時のロキソニン服用、肯定も否定もしません。
大人ですから自己責任、というより長時間のフルマラソンやウルトラをやっている時点で充分にカラダにわるいわけですし。。。


で、次にロキソニンの代用品についてです。
たまたま発見しただけなんですけどね。ロングの練習中に飲んだモンスターのグリーン缶。
いわゆるエナジードリンク。
効いたんですよ。
大体80km以上のロングでは25kmに1回コンビニに寄って補給をするのですが、その日はこう思いました。
「次のコンビニで飲んでも効くようならこれは脱ロキソニンかな?」
と。

効いたんですね、次もその次のコンビニで摂ったときも。
そのロング練習後、胃出血もむくみもありませんでした。
だから単純に「あ、だったらロキソニンやめてモンスターグリーン缶でいいじゃん」と切り替えたわけです。
(現在はモンスターではなく別のエナジードリンク)

実際のレースでロキソニンなし&モンスターに完全に切り替えたのは去年の4月。
ZION100というアメリカのトレイル160kmレース。
ゴール後の胃腸の快適さとむくみの無さには驚きました。
(この段階で初めて恐いもの見たさから来る【胃出血】の画像検索をしました。←真似するヒト、自己責任で(笑)。


だからと言って、
「俺のカラダよ、いじめてごめん!」
という気持ちより、
「逆にパフォーマンスを落としてたのかも」
と思って、フツーに切り替えました。。。


さて、次に多くの人にとってはどーでもいいであろう、道徳面について私見を。。。

まず、
「フェアじゃない」
という意見の中に見られるのは、
「クスリ使ってまで」
「不公平」
「痛みに対峙してこそ」
「ドーピングじゃね?」
的なもの。

色々あるようですが、道徳面でも岩本的には「どーでもいい」と思ってます。
だってコンビニで買えるエナジードリンク程度の効きでしかなんですから。

「クスリ使ってまで」
というのも、レース中、頭痛が出るから、胃が痛むから、ってことで頭痛薬や胃薬を服用するのはアリなのにね。
言っちゃうとロキソニンは禁止薬物でもなんでもなくフツーに合法です。
ここまで言ったから言うと、風邪薬の漢方で有名な葛根湯に含まれる成分である麻黄はドーピング対象で一発失格レベルの禁止薬物です。

少し逸れますが。。。
肝硬変のお薬で◯ー◯◯トというものがあります。
これをレース中に使うウルトラランナーはけっこういます。
ではこの肝硬変用◯ー◯◯ト、果たしてどんなシロモノなのでしょうか。
成分・・・、
・イソロイシン
・ロイシン
・バリン
だけです。
はい!皆さんの大好きなBCAAです。

配合比率は 1 対 2 対 1.2
これもまたアミノバイタル、アミノバリュー、アミノダイレクトなど、RUN用BCAAサプリメントと同じ配合比率です。

まったく同じ成分のものがクスリだったりサプリだったり。。。

そのくらい「クスリ」という括りは曖昧でもあります。
(ロキソニンと◯ー◯◯トの安全性を同一線上に並べているわけではありません)

かなり前の話ですけど、岩本も24時間走の代表で走っていたことがありました。
2004年アジア選手権、同じ年の世界選手権、次のアジア選手権と世界選手権。。。
日本代表のすべての選手が当たり前にロキソニンを使用していました。
勝負や記録のための、単にひとつの道具でしかない、っていう考え方です。

フェアじゃない、というなら・・・、
コンプレッションタイツは?
新素材シューズの底は?
最高純度のサプリメントは?

あれれ(笑)?
段々とヘリクツになってきたのでこの辺で。

ご利用は計画的に♪
(でも過去の著書でおススメしてるんですよね、ロキソニン。。。)


















足攣りにツムラ68(芍薬甘草湯)のワナ

 

医学的にもよく解っていない運動時の足攣り。

 

原因として挙げられるのが・・・、

・発汗による塩分不足(厳密には塩ではなくナトリウム)

・筋肉の使い方

・フォーム

・気温

・エネルギー切れ

などなど。。。

(個人的には全部原因になるかもと思ってます)

 

攣り持ちのランナーさん達は悩みながらもシラミつぶしに対策を立てたところで効果があったりなかったり。

 

原因は上のように憶測も含め色々あるようなのですが、現象としては極めて単純。

・筋肉が意に反して収縮&弛緩を繰り返す

・筋肉が意に反して収縮したままの状態で固まる

のどちらか(または両方)。

 

そこでよく使われるのが漢方薬の芍薬甘草湯。

目的としては

・下肢の痙攣性疼痛(こむら返り)

・胃腸の激しい痛み

と謳われています。

ここに出ています→通称「ツムラの68番」といわれる芍薬甘草湯の説明文

 

どんなときにどんなヒトに処方されるかというと、大抵がお年寄りの就寝時の足攣り対策、とのこと。

 

 

「そうか!だったら攣りやすい私はレース中に68番を飲めばいいかも!」

というコトで多くの攣り持ちランナーさんがレースで使ってます。

(※「コムレケア」というお薬も芍薬甘草湯)

 

もう少し詳しく足攣りと芍薬甘草湯について書かれた記事が←こちら。

 

もうはっきり↑↑↑書いてありますね(攣り持ちのヒト、ぜひ読んでみて)。

 

【 足攣りは西洋医学的にも謎 → では東洋医学だ → ならば芍薬甘草湯! 】

 

と読み取れます。

だから足攣りランナーの皆さんが整体で奨められたり、整形外科で処方されるのです。

 

ではこの記事、更に読み進めます。

(時間のあるヒト、ページ中ほどの「芍薬甘草湯の効果」というところを読んでみて)

 

超簡単にまとめますね。

「主成分である「ペオニフロリン」が細胞内にカルシウムイオンの流れを防ぎ、細胞内にあるカルシウムイオンを外に追い出す」

 

「筋肉を収縮させよう!」という信号を伝達するためのカルシウムイオンを追い出すのです。

つまり、チカラを入れようとしてもチカラが入らない。

もっと言うと、走ろうと思っても前に進まない、って状態を作り出すお薬なのですね。

 

で、↑ の「芍薬甘草湯の効果」という部分の冒頭、何と書いてありますか?

「芍薬甘草湯は・・・中略・・・筋弛緩剤ですが・・・」

はい。やっと出て来ました。漢方の優しいイメージとは裏腹なけっこう怖い単語、

『筋弛緩剤です』と書かれています。

 

筋収縮を妨げるためのお薬ってことなので、(極論ですが)当然大量に服用すれば心臓も止まります。

まぁ、ツムラの68番を10袋摂ったところで心臓までは問題ないでしょうけど(よい子の皆さん、実験しちゃダメ!)、つまりはズバリRUNの邪魔をする、ってことなのです。

 

 

ではなぜ、整体の先生が奨めたり、お医者さんが処方してくれちゃうかというと・・・、

「マラソンは瞬発系スポーツではなく、持久系スポーツだから大丈夫!」

という知識とご判断からなのでしょう。

 

確かにマラソンは持久系スポーツです。

これは2時間2分台で走る選手でもそう。

 

でも、では瞬発系スポーツと持久系スポーツとは何をもってして分類するのか。。。

「エネルギー供給源」だったり「有酸素or無酸素」だったり「筋収縮の速い遅い」

だったり、とそれぞれ一部で判断され勝ち。

あとは「運動時間」で判断しちゃうヒトもいたり(笑)。

 

マラソン、本当に持久系スポーツなのでしょうか。

「エネルギー供給減」や「有酸素or無酸素」や「運動時間」的に見たら確かにそうかも。

 

でも「筋収縮の速い遅い」はどうか。。。

RUNの、特に下半身の筋肉の収縮はカラダを守るための反射収縮です。

どれだけゆっくり走っていても、重さ50kg以上もの物体が時速10km/h程度で、しかも片足で交互にカラダを支え&エネルギーを地面に伝えて(動力なしで)前進するスポーツです。

 

もうね、充分に筋肉的には瞬発運動です。

皆さんが日夜励んでいる(かどうかは分からないけど)ペース走やインターバル、ビルドアップ、峠走なんかは、この反射力、つまり・・・、

いかにして筋肉の反射収縮力の「強さ」と「速さ」と「持続力」を作るか、のためにやってらっしゃると言っても言い過ぎではないのです。

つまり、芍薬甘草湯の真逆の目的をGETすべく鍛錬しているわけ。

だって、それこそが一般のヒトが持っていない「マラソンの脚」ですから。

 

著書にも書いたし、最近は半ば常識になってきているけど、運動前の静的ストレッチは逆効果、ってアレ、それもやっぱり、この筋収縮力を減退されるから、という理由からです。

 

 

ということで、結論・・・・・はもう出てると思うのだけど、

芍薬甘草湯は(もしかしたら)足攣り予防になるかもだけど、同時に走力(推進力)も奪う(かも)しれませんよ。

 

でした。

 

が、しかし・・・我がチームには68番愛用者でグリングリンに速いメンバーもいるんですよね。

 

だから、これはあくまでも弛緩・・・じゃなくって私感です。

 

ご利用は計画的に♪

 

 

 

【追記】 この記事、お判りのとおり、芍薬甘草湯の危険性をお伝えするものではなく、よかれと思って使った芍薬甘草湯が、逆にRUNを困難なものにする可能性大、という内容です。

あと、、、服用によってカラダのだるさや動きの重さ、キレの悪さに影響を及ぼすであろうペースは(多分)キロ6より速い場合で、それよりゆっくりならあまり影響がないような気がします(あくまでも私感です)。



「朝RUNは伸びる」の証拠写真?


目覚まし時計がなくても午前5時には目が覚める年代になりました。。。

せっかくだから朝RUN。
さてさて、巷で言われる「朝RUNはいい!」というあれ。
果たして本当なのでしょうか。

「朝RUNは伸びる」は本当でした。












寝て起きて1km走っただけで昨夜の5倍に伸びている。。。
(ワタクシです)

冗談はさておき、調べてみたところきょうの日の出時刻・・・、
東京 4:35
那覇 5:45

1時間以上も違うんですね。
走り出しは6:00
日が昇ったばかり、という朝RUN。

ちなみにRUN終了時の7:00の気温はというと・・・、
東京 29.1℃
那覇 27.1℃
だったそうです。

この時期になると、暑さは東京に逆転されます。
こちらは上がっても33℃止まりなので。


そして朝RUNをすると色々な発見があります。





ローソンの、それも隣にしかも色まで同じ一文字違いのニセモノ発見(写真奥)。。。


冗談はさておき、全国的に暑くなりそうです。
酷暑でのRUN、ムリせずまいりましょう。




近況。。。


元気でやってます(笑)。

例年、メインレースである Badwater135 は7月なのですが既にお伝えした通り今年は回避です。

ツール・ド・フランスの全ステージや、昨日終わったウィンブルドンテニス、今朝終わった全米女子オープンゴルフなど、7月にメインレースがあるとなかなか落ち着いて出来ないスポーツイベントのLIVE放送観戦を堪能しています。


沖縄と東京の比率、7月は沖縄が7:3というところ。
先月は結局4回上京し、5:5という感じでした。

そんなワケで少し沖縄にオモキがある今、自宅から5分ほど歩くと沖縄セルラースタジアムがあり、日々繰り広げられる高校野球の沖縄県予選を業務時間を調整して現地観戦しています。

いいですよね、青春(笑)。
(いやいや、そんなに美しいものではないってことも当然解っております(笑)

でも、高校野球を観ていて思った、というか日頃感じていたことに改めて気付かされたりもしています。

例えば、「きょう負けたら終わり。一生2度とチャンスはない」という切迫感にも似た儚さ?
そんな背景からにじみ出る必死さと、機会の貴さを知っているからこ生まれる物凄いプレーとドラマ。
普段当たり前に出来ることが出来なかったり、過去一度も出来なかったことがパッと出来たり。。。

「次」や「来年」があったらきっとこうはならないな、と感じます。

こういうことを我が身に置き換えます。
「ダメなら次がある」
「そのときなりの精一杯(つまり時として『そこそこ』)」

負けたら次はナシ。これが最後、っていう切迫感がないから、どこかで「惰性」になってる。
「次」や「来年」があるから。
だから今年は言ってきました。
「Badwaterは今回が最後」って。
(結局、最後1回をムダにしたくなくての浪人(笑)

ランニングの世界、色々な取り組みがあって当たり前。

でも、限られた出走枠を得て走る以上、
いや、それだって自分のチカラで得た出走権だから、例えばコスプレだろうがファンランだろうがどんな走りをしようと本人の権利、という意見もあるのだろうけど、自分は違うかな、と思うから「ちゃんと作ってちゃんと」走りたい。今はね。。。

そんな考えからもありの今回の回避でした。
いっぱつ狙って究極に一か八か作り上げるのではなく「そこそこ」に作れば「そこそこ」なら走れる。

でもやはり、自分も周囲もそれは求めていない、というところから出た結論。


ウルトラを走り始めた頃、目標はスパルタスロン完走。
寝ても覚めてもそればかり。
そうそう、今話題のギリシャがユーロではなくドラクマの時代。


1回目はダメ。
翌年は回避。
3年目にやっと完走。
その次の年は大きく順位を上げました。
さらにその翌年、2004年はあろうことか「優勝!」なんて身の程知らずなものを一発狙いで究極に作って一か八かの大勝負。
100かゼロとはよく言ったもので、200km手前でリタイア。

その翌年くらいからですかね、そこそこでも完走なら出来るチカラを持ってることに気付いたのは。
計7回完走はしていますが、いま振り返ってみると、あれ?完走回数をブナンに積み上げるために走ってたんだっけ? 
欲しかったって完走回数だったっけ?
一度クリアしたRPGも2回目、3回目は色んなものが色あせて目減りすよね。

前の年より、前のレースより、そもそも走る前より、違う自分になるためにウルトラを走ってたのではなかったっけ?
「これが最後。サイコーの出来」で出走していた頃の必死さというか、脆さと表裏一体のギリギリ感がない。。。

そんなことをある頃から感じ始めて、「そこそこの完走」と「グジャグジャのリタイア」を、貴さとう意味で自分の中で秤に掛けたりしていました。

だからちょっともう一度、戻ろうかな、という意味合いも込めてこの7月は回避、結果イレギュラーな過ごし方なのです。

あ、近況だ。。。(笑)。
東京に行くときは朝から夜まで1時間刻みで5件6件と仕事を集中させて、2日間ほどで1週間分をやっつけます。

沖縄では東京と較べるとかなり穏やかですが、こっちの仕事がやっぱりけっこうあります。


今月でこの二重生活(?)は1年半になり、やっと内地でのイベントやセミナーなど、
「オモテに出ていく系」の仕事依頼が(ほぼ)なくなりました。
絶対に信じてもらえませんが、「ヒト前」が超苦手なのでここは狙い通り(笑)。

ではこれからどこへ向かうのか。。。
多分1年半後くらいには皆さんの記憶の中からもいなくなっているかと思います。
それまではよろしくね。。。