東京マラソンも終わり、少しずつ100kmの季節が近づいてきました。
そんな折、岩本の
100kmマラソンは誰でも快走できる(←こちらからどうぞ)
が5刷目の増刷となりました。
今回は2ページほど内容をガラリと入れ替えました。
自分でウルトラを走ってもいるんですけど、チームメンバーの100kmレースへのプロセスとレースの実例がもう「これでもか!」ってくらいのデータとして手元にあるんですね。
だから、「ごめん!こうだった!」ってことでの入れ替えです。
この本、
「走り旅」とか「修行」とかを目的とした人には多分、あまり参考にならないかも、です。
何が言いたいかというと、一応出る以上やはり自分の力を最大限発揮して潜在能力を引き出したい、ってコンセプトでレースに出るならアリ、かな、と思います。
(「走り旅」や「修行」を否定しているわけではないですので念のため。むしろ最近憧れる)
というのも、中身として岩本がやったり考えたりしたことが柱になっているわけではなく、↑にも書いた通り、そりゃもう膨大な数のウルトラレース経験者の「やり方」がベースになっているから、でございます。。。
「そのウルトラレース経験者って誰?何者?」
というところからいきましょう。
club MY☆STARってチームは約200人のメンバーがいます。
数人を除き、ほとんどがフルマラソンを中心に、というかフルマラソンを「狙って」取り組んでいるのですが、代表の岩本や古株メンバーさんたちがウルトラをけっこう本気でやっているものですから、いつの間にか自然にウルトラの世界に入ってくるわけです。
もちろん秋冬のフルを捨てることなく。
で、ちょっと見てみたら200人中140人がウルトラ経験者。
さらにその中の130人が100km以上のレース完走者で(7時間台〜13時間台までまんべんなく)、
200km以上でも20人くらいいて、
(中には320kmレースとか)
246kmのスパルタスロン完走者は12人、
その12人の合計完走回数は48回。。。
24時間走の240kmオーバーが6人いて、日本代表経験者が5人。
富士五湖100kmの優勝経験者が5人。。。
ま、そんなわけでそのデータはやっぱりいろんな意味でけっこう参考になるかも、です。
え?岩本?
申し訳ないですが、岩本はフツーに駄馬ゆえ、岩本の経験や実績はアテにならないのでほぼナシ。
という一冊です。
フルマラソンのタイムから換算した潜在的100km完走タイムやレースペースなどは、そんなに個々で違いはありません。
データ的にも大体ブレがなくあぶり出されています。
練習方法も効率を考えたらこうなった!的な最大公約数的なモノが姿を現しました。
繰り返しますがこれは岩本の経験ではなく、フツーのフルマラソンランナーが100kmを走ってきたデータによるマトメ、です。
とは言っても100kmレース、ゴチャゴチャと色々考えて挑むよりも軽〜くシンプルに考えるのが一番。
レースはズバリ
5km(の通過タイム)× 20回
こんな感じ。
極端な話、ここだけに絞って集中して走る。
もちろん補給や装備なども大切。
(でも今の時代、それらの情報は個人ブログからいくらでも収集できますよね)。
練習は、例えば8時間以内を目指すわけではないランナーはスピード練習は週イチでよかったり、というより2回、3回やることが本人無自覚のまま結果として効率の低下を招いている事実もあるわけです。
おっとこれ以上書くと売れなくなる(笑)。
最後に・・・、ウルトラはのめり込みすぎるとカラダ、可哀想です。
ほどほどにね。