那覇の街なかでGTが上がりました。
GTフィッシングという言葉、釣りに詳しい人ならご存知かも知れません。
GT・・・、ジャイアント・トレバリーのことで日本ではロウニンアジとかカスミアジと呼ばれているとても大きくなるアジの仲間。
GT狙いの男たちはオーストラリア、バリ、モルジブなど世界中の海を追いかけています。
『GTフィッシング』で画像検索すると・・・
こんなふうに(中にはGTではないサカナも含まれていますが)出てきます。
大物を仕留めた「どうだ!」と言わんばかりの男たちの顔が満載です。
このGTフィッシング、当然防波堤や港、海岸などから釣れるわけもなく、休暇を利用し大金をかけてはるばる海外ツアーに参加するという、つまりはその手の釣りです。
さてこのGT、東京の神田川で釣れたらどうします?
もしも大阪の道頓堀で釣れたらどうします?
「釣れるわけないじゃん」・・・・ですよね。
僕もそう思います。
でも、でも、神田川よりも道頓堀よりも狭く浅い那覇の街なかで上がったんですGTが。
岩本が漁師に転職してから1年が経ちますが、その岩本の漁場は自宅マンションの目の前。
自宅から4メートルでその漁場です。
まずはGTの前に、そのあたりについて触れておきましょう。
これは↓自宅のベランダからの風景です。
さすが走る岩本の自宅の前、モノレールも走っています。
その下を国道58号線も走っています。
その58号線上を数えるのも嫌になるほどの人が走っています。
さすが「走る街 那覇」(←今、勝手に命名)です。
その手前に見える川、それが我が漁場である久茂地川。
河口(つまり海)からは600メートルの汽水域ゆえ、海の魚がいっぱい生息しています。
※この画像はNAHAマラソンのときのもの(0.3km地点)
もしもここでGTが釣れたら皆さん、どう思いますか?
いいから早く見せろ! って?
そう慌てないでください。
まずは岩本が漁師になってからの獲物を少々紹介しましょう。
クロダイです。
下のMEDALISTが横2メートルですからいかに大きなクロダイかがおわかりいただけますよね。
たしか畳ほどはあったと記憶しています。
そして沖縄ではガクガクと呼ばれているホシミゾイサキ。
一緒に写った島ゾーリはNY在住の自由の女神から借りてきたものなのでこのガクガクがどれほど巨大かはおわかりいただけるはずです。
そしてヤマトピー。
わかります?川面に映る歩道橋をも凌ぐほどの大きさ。
おっと忘れていました。
GTですよね、GT。ジャイアント・トレバリー。
岩本も冒頭の写真のようなGTを釣り上げたことがあります。
それが↓これ。
ごめん、7センチ・・・・・・・。(←こりゃCTだね)
と、こんなふうに仕事の合間やRUNオフの日などにヒョコッと竿を出すと、数分でこのような巨大魚たちを釣り上げることができます。
ちなみに「久茂地川 釣り」で
だの
信じられな〜い!都会・シティフィッシング!何?ビルの間でGTをゲッチュ?!
のような個人ブログが多々現れます。
(ほら↑サメが釣れてる。内地では高級魚といわれるハタなんかがいとも簡単に釣れています)
※この二つのサイト、ちょっとびっくりなので時間がある方はぜひご覧くださいね。
さてさて前置きが長くなりました。
GTでしたよね。
ある日、MY☆STARのシーサーという兄ちゃんがsnsにこんな写真をアップしていたんです。
GTですよ。どこのどなたかは存じませんが、釣り上げたのはきっとフツーのお兄さん。
冒頭のGTゲッターたちは皆、大海原をバックに船上での写真だったのに、この写真のうしろに見えるのは推定水深1メートルほどのただの川、久茂地川。
岩本の家から1kmくらいでしょうか。
すごくないですか?
銀座の晴海通りをトラがウロウロしているようなものですよね!(←ちげーよ)
この久茂地川、暑い日には40cmを超えるクロダイが橋の下で涼んでいます。
(明るさ調整加工済み)
ノコギリガザミという超美味のカニも壁に張り付いていたり。。。
(明るさ調整加工済み)
このカニなんか市場ではお安くない価格で↓こんなふうに売られています。
来た当初はなんで?たしかに海の水だけどこんな川に?
と不思議でなりませんでした。
このGTが釣れた場所は↓⭕のところ(赤い線は国際通り)。超街なか。
でもある人の言葉で納得。
「陸地に近い海」ではなく、大海のど真ん中に島があるってだけ。
なるほど、そーゆーことだったのか。
そりゃそうだよね。
12月第1週はNAHAマラソン、
12月第2週は国頭トレイル、
12月第3週は沖縄100km。
皆さん、釣りのついでに走ってみては?
あ、違う。走るついでに釣りもしてみては?