例えばチャレンジ富士五湖で100kmデビューを考えている皆さんの場合、今週が【第4週目】のメニューになりますよね。
そんな読者の皆さんからチラホラと↓のような声が届きます。
「13週間では不安なので2週余裕を見て15週前からスタートしていますが・・・(続く)」
ちょ、おい!13週でやろう!というレールなのだからちゃんとトレースしなさいよっ!というのは置いといて、それってもしかしたらありかも、なんて不覚にも「その手あるよな!」感いっぱいです(笑)。
だって雪!とか体調!とか巣作り!(←ねーよ)とか色んな障害が考えられますからね。
(でもちゃんと13週で終わったらレースまでの2週はどーするの?)
で、問題はそこではなく、
「(続き)・・・昨日やった5週目の40km走がとてつもなく苦しかったです。レースペースとありましたがとても無理で後半ズルズルと(中略)、フルマラソンで経験済みの距離なのにあまりの疲労と脚の重さに(中略)、これでもまだレースの40%で残り60kmなんて本当に走りきれる気がまったくしないし、(中略)来週の峠走30kmを挟んでその次の週は50kmに(中略)、昨日の40kmが終わったあと、もう1ミリも前に進めなかったし・・・(後略)」
と続きます。
ちょっと前のワタクシなら
「ツベコベ言わずに◎※☆▼%っ!」
と斬り捨てておりましたが、ちょっと最近変わってきまして自分。
今年ウルトラ歴20周年なんですね。
で、20年前の気持ちに戻ってちょっとした挑戦を企てていて、それに向けて原点回帰し、諸々取り組んでいるんです。
そうしたらね、↑の声と同じ声が聞こえてくるんです。
どこからか?って?
自分の中から聞こえるんです自分発信の声が。
「これでホントにレースの距離分走れるようになるの?俺?」って。
「まだ」
とか
「もう」
とか
「今は」
とか
「既に」
とか
「自分にだけは」
とか
思うものなんです。
不安な時、自信がない時、思うんです、「無理」って。
20年目です。
変わりました。いろいろ。
年齢、脚、疲労の抜け、髪の毛の抜け(うるせぇよ!)・・・。
20年目でも変わっていないものもあります。
練習ダイアリーね。
20年間、まったく同じものを使っていて、今年もそれ買いました。
20年前の1月から4月のチャレンジ富士五湖100kmに向けて走り出しました。
その時のダイアリー、見ちゃったよ俺、昨日。
「100kmってこの倍の距離・・・。できる気がしない。」
「60kmまでは走れた。でもまだあと皇居8周って。。。全歩きか?歩けるのか?」
とか色々と泣き言の数々。
で、
「現実を直視するのをやめよう!」
とおかしな開き直り的トンチンカンな打開策を見出したかと思えば、
「現実から逃げてはダメ!」
と一見ポジティブだが身も蓋もないZARD坂井泉水感を漂わせたり。。。
結論いきますね。
無理かもだけどやるだけやってみないとわからないじゃん。
誰に言ってるのか?って?
赤い本を前にうつむき勝ちなあなたと、あと自分に。